で入手した物を点検メンテナンス修理して出品しています。商品の詳細はrakutenさんのサイトを参考にしてください商品詳細ページ
本体の状態  細かいスリキズ少々有ります。
バッテリーの状態  定格296Whに対し実測 307.6Wh でした。（測定条件0.2C 3V終止 測定器の誤差も含まれていますので参考まで）                         改造個所  セルバランス調整回路が実装されていなかったので、別途アクティブセルバランス基板を搭載しました。長期保管時もセル電圧差0.1V以下に調整されます
広範囲を明るくする照明は便利ですが、車内やテントでは明るく眩しいので輝度調節機能を追加しました。PWM制御なので損失少なく 0～100％まで上部ダイヤルで調節できます。  
出品物  本体、充電器、説明書
動作保証  の商品ですが取引連絡が使える間（約3ヶ月間）中に故障した場合は返金＆返品もしくは修理で対応させていただきます。
送料無料です
以下バッテリー機器を長く使いたいと思っている方は参考にしてください。
バッテリ駆動機器はセルバランスが重要です
セルバランス調整回路とは電動工具、パソコン、クリーナー等であまり使っていないのにバッテリーの持ちが悪くなったり充電出来なくなったりした事は無いでしょうか。その原因として多いのが、バッテリーを直列接続していてそれぞれのバッテリーの電圧差（残容量差）が大きくなり、一つのセルでも電圧範囲を超えるとBMS（バッテリマネジメントシステム）が充電を抑制したり停止するからです。通常リチウムイオン電池は既定の電圧範囲（約2.5V～4.2V）で使っていれば1000回以上充放電可能です。BMSは個々のバッテリー電圧が範囲を超えない様に充放電をコントロールしています。セルバランス回路はこのBMSの一部の機能で、各バッテリーの電圧差を調整して均等にする役割です。
セルバランスはどうして崩れるのか同じ型式のバッテリーでも個体差（僅かな容量差、自然放電量（使わないのに放電する量））が有るので、使っている間に電圧差が大きくなってきます。国内一流メーカーのバッテリーは個々の特性を選別して同じ特性のバッテリーを組み合わせたりバランス充電器を使っているので高耐久＆高価格です。充放電回数の多い電動ラジコンの世界では以前よりバランス充電は当たり前となっています。
バランスが崩れるとどうしてバッテリーが劣化するのか仮に4Vで満充電になるバッテリーを5個直列で使っていたとしましょう。合計電圧は20Vとなります。そのうち１個だけが3.6Vだったとします。 その時の合計電圧は19.6Vで、この状態で充電すると充電器もしくはBMSは20Vになるまで充電を続けます。単純に考えると満充電になった時の残りの4個の電圧は4.1Vとなって過充電状態です。過充電は最もバッテリーを劣化させるので絶対避けなければなりません。最悪の場合は破裂や火災の原因にも。もちろん出来の良い充電器やBMSであれば個々のセル電圧をモニターしていて異常電圧になれば満充電前に充電を停止する造りになっていますが。100％前に充電が止まる場合はバランスが崩れている可能性があります。
セルバランス調整回路の方式について
パッシブセルバランス方式低コストの為、多くはこの方式で、一番高い電圧のセルの電力を抵抗器で熱放出させて電圧を下げます。一番低いセルの電圧に揃えるので効率は悪いです。発熱を伴うので調整力は少ない。多くは充電時に満充電（4.2V）になったセルの電流を抵抗器でバイパスして4.2V以上充電されないように制御します。つまり充電前に崩れていたバランスが100％充電完了時に均等になると言う事です。欠点としては長期保管時に特定のセルの自然放電率が高くて規定電圧以下に放電してしまうと、BMSは安全のため充電を受け付けなくする制御をします。残量50％と表示されていたのに数日後突然充電となるのは、これが原因の可能性が高いです。
アクティブセルバランス方式コスト高＆実装スペース必要で大型機器高級機器用だが、一番高い電圧のセルの電力を低い電圧のセルにコイルやコンデンサを使って移行します。電力損失少なく調整力も大きい。抵抗器で電流を熱に変え無駄に放出しないので効率が良く調整力も高い。本器に搭載した物はアクティブセルバランス方式でBMSと独立して常時(放電時も)機能しているので自然放電にも有効です。パッシブ方式の様な突然充電受け付けないとかのトラブルは起こりません。
ポータブル電源を上手に使う方法
容量についてスペックに表示されている容量 ＊＊＊Wh はバッテリー容量なので、実際に使える電力量とは若干違うのでご注意ください。AC100V、USB、12V等の出力はバッテリの電力をインバータなどで変換して出力しています。変換時には変換ロスが生じるので、実際に使える電力は8割～9割となります。特にAC100Vはファンも駆動したり発熱も大きいので効率は下がります。8割で考えておいた方が良いですね。又低温時はバッテリーの能力が下がるので氷点下の環境で使う時はご注意ください。
保管方法について満充電は劣化が進むと言われますが、上記パッシブバランサー方式の機器は満充電しないとバランスが取れません。ポータブル電源は頻繁に使用しない方が大多数と思います。頻繁に充電する機器では自然放電の影響は無視できますが、保管期間が長いと自然放電の影響が無視できません。私がお勧めする保管方法は、3か月に一回は満充電にして、使ったら長期放置しないで満充電にしておくことです。満充電による劣化進行リスクより突然死を避ける方が得策と思います。何より満充電しておかないと突然の停電（災害など）で使えませんしね。
アクティブバランサーが組み込まれた機器は突然死の可能性は低いので100％充電にこだわる必要はありませんが、大事な時に使えないと宝の持ち腐れになるので満充電近く保管する事をお勧めします。