著者の渡辺博史氏は旧制兵庫県立医科大学予科を修了、愛知県職員となり、早期退職後は日本海軍の戦史について研究してこられた方。これまでに20点以上の自費出版物がある。軍事史学会会員、水交会（旧海軍士官クラブ）有志会員。
 83歳になられた筆者は手術も能なガンと闘いながら、最後の力を振りしぼってまとめ上げられたのがこの本。渡辺氏の「何とか生きているうちに形にしておかなければ」との生き方には鬼気迫るものがある。
これまでに多くの戦史物を自力で出版され、そのいずれもが私家版として40部作るだけという姿勢は出版の常識では考えられないものでもある。しかも、その半数近くは国会図書館・防衛研究所など関係機関に寄贈され、残りを当店で扱わせてもらった。
それもすでになくなっているが、お問い合わせをいただくケースも出てきた。そこでこのたび渡辺氏の意向にもそい25セットを復刻、希望する方にお届けできることになった。
タイトルは『護衛部隊の艦艇』とあり、全部で4巻から成る。副題は（一）に「駆逐艦一」、（二）に「駆逐艦二」、（三）に「駆逐艦三・水雷艇・哨戒艇」（四）に「海防艦」とある。これに「補遺」として（五）（六）（七）を追加して完結。我が国海軍の艦艇とその動きを細かな文字で詳述したデータブックと言える。
サイズはタテ約21.0センチ×ヨコ約14.7センチ。頁数は7冊で計3275頁になる。並製本。もちろん、新本で書き込みやラインなどもなく、状態はよい。
さらに詳しいことは「『護衛部隊の艦艇』―研究と出版、鬼気迫る生き様」で検索するか、下記をコピー＆ペーストしてご覧ください。 
http://www.mytown-nagoya.com/booklist/shosai/jihi/goeibutai.html
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